CLIENT INTERVIEWS
日本を代表する会社、大手企業を中心とした幅広いジャンルの動画広告・動画マーケティング・動画制作事例があります。
2019/08/23 11:57
WEB動画をはじめ動画制作・映像制作の需要は高まっている一方で、動画制作の価格相場は下がり続けています。なぜ動画の相場は下がり続けているのでしょうか。
今回は、動画制作の料金相場が下がってしまう原因を紹介していきましょう。
制作ディレクター暦16年
博報堂グループ出身。企画・撮影・編集・動画マーケティングまでの一連の映像制作に携わる。特に、スチール映像には定評がある。出身は福岡県。学生のころから自動車撮影や科学技術のCG作成に興味を持つ。実績クライアントに旭化成・ソニーなど。趣味は横浜・京都の観光めぐり。
動画制作、映像制作の料金が下がってしまう原因はいくつかあります。
その中でも特に考えられる原因は大きく分けると4つです。
昔の動画編集作業はとても大変な仕事でした。編集をするためには専用のスタジオで機材を借りた上で作業を行う必要がありました。そのため料金表の中でも、「編集代」は価格の大部分を占め高い料金を支払わなければ依頼をすることが出来ませんでした。
しかし、近年ではテクノロジーが発展したおかげで素人でも簡単にプロのような編集を行うことができます。動画編集ツールが浸透したことで、高い料金を設定することができなくなり、料金価格を下げないと映像制作会社に仕事が取られてしまうという状況があります。
編集ソフトだけでなく、家庭用のカメラの性質も向上しました。10万円以内で購入することができるカメラも業務用カメラに負けない画質で撮影をすることができます。最近のテレビでは、家庭用のカメラで撮影したものを方法しているケースもあります。カメラをレンタルする必要がなく、安いコストで映像製作をすることができるため料金が必然的に下がっています。
これまでは映像を作ることはとても大変なコストがかかるため、限られた制作会社でしか動画を作ることができませんでした。しかし、手軽に作ることができるため費用を安く抑えながらサービスを提供することが可能になりました。その結果、映像制作を行うことができる制作会社が増え結果的に競争が激しくなり料金が安くなってしまったという背景があります。
WEB動画など気軽に参入できる映像制作では、仕事を勝ち取るために料金を安く設定し営業を仕掛けているケースが多いため、結果として映像制作の料金を安くしてしまうことにつながっています。
なぜ、映像制作会社が多く作られるようになったのでしょうか。それは、初期投資が安く簡単に立ち上げることができるためです。立ち上げるために必要な初期投資も100万円あれば必要な機材を充分揃えることが可能で、映像制作ができるクリエイターが数名在籍していれば事業として行うことができるためです。
動画制作会社に依頼すること自体のハードルが下がったので、依頼者は「少しでも価格の安い制作会社を」という思いで依頼先を探している方も少なくありません。しかし、映像制作を安い価格で提供する制作会社が全て良いというわけではなく問題点も存在します。
誰もが簡単に事業に参入することができるようになったので、会社によっては映像制作ができるといってもクオリティが素人並みの仕上がりの作品しか提供することができないというケースがあります。求めているものが、素人並みの作品であれば問題はありませんが、WEB動画でクオリティ高いものを求めているのであれば、クオリティの低い作品はミスマッチであると言えるのではないでしょうか。
安いクオリティの映像作品を提供する制作会社は、私の経験上会社を立ち上げてから5年以内の企業が多いという傾向があります。もちろん、全ての映像制作会社に共通しているわけではありませんが、立ち上げて間もない会社はクオリティも怪しい可能性があるので、依頼前にどのような映像を作ることができるか確認するようにしましょう。
映像制作は形のない仕事です。いくら料金表で安い金額を提示している制作会社でも依頼後にクオリティが低い作品しか提供することができないという会社もあります。
品質の良い映像を依頼したいのであれば、慎重に選びましょう。私の経験上良い映像作品を作る制作会社は、過去に携わった動画が確認でき元テレビ番組で活躍した制作者が多い傾向があります。依頼する際はそのような点に意識しながら制作会社を選ぶようにしてください。
日本を代表する会社、大手企業を中心とした幅広いジャンルの動画広告・動画マーケティング・動画制作事例があります。