見積

2019/07/27 10:24

【知っておくべき】低価格の映像制作会社が抱えるリスク

今やいつどこでも動画をみれる時代になりました。通勤時にYouTubeや海外ドラマ、映画を見るのは当たり前。5G回線になるとよりメディアの需要が高まり今後も動画サービスが拡大していくでしょう。

動画を制作する会社にとっては明るい話題ですが、その一方で不安に感じることも。それは、動画を作る制作会社の中では低価格で映像を提供しようとする会社が多く登場しているということです。映像制作会社に映像制作を依頼するとどうしても価格が高くなってしまうので、低価格の制作会社に依頼をしようと考えている担当者さんもいますが、リスクがあることをご存知でしょうか。

編集ライター大月和人

制作ディレクター暦16年

博報堂グループ出身。企画・撮影・編集・動画マーケティングまでの一連の映像制作に携わる。特に、スチール映像には定評がある。出身は福岡県。学生のころから自動車撮影や科学技術のCG作成に興味を持つ。実績クライアントに旭化成・ソニーなど。趣味は横浜・京都の観光めぐり。

低価格の映像制作会社が抱えているリスクとは

低価格で映像制作を提供する制作会社が抱えるリスクとは一体どのようなものなのでしょうか。詳しく解説していきましょう。

実績がないので安請負をする

低価格で映像制作を提供している会社の中には、実績がないためにあえて価格を低くしているケースがあります。 良い映像を作ることができる制作会社は、映像制作に自信があるため高い価格を設定していることは珍しいことではありません。

しかし、実績がない会社の場合、仕事が無いために社内にいるクリエイターを持て余している可能性があります。このような場合、高い価格で受注することができる仕事でもあえて安い価格で引き受けることで仕事の数を増やそうと考える会社もあります。

このような会社に所属するクリエイターは、価格と見合わない労働をしいられるため結果的にクリエイターに負担がかかってしまい良い作品を作ることが難しいケースがあります。

得意先のクライアントがいない

良い映像制作会社は、お抱えのクライアントをいくつか持っています。しかし、 安価で提示している制作会社の中には安さを売りにしているだけで良いクライアントを抱えていない可能性があります。

このような会社は、仕事を受注することが目的でお客さんの求めるクオリティの映像を提供しようとは考えていません。そのため、一度だけの受注で取引が終わってしまうケースが多くあります。

クライアントが少ない会社や実績が怪しい会社は、動画制作の品質が低い証拠。このような会社にWEB動画制作を依頼しても期待できる作品を納品してもらうことができない可能性があるので、トラブル回避のために依頼することをやめておくことをオススメします。

コンプライアンスリスク

映像制作Journal

低価格で映像制作をしている会社の多くは、コンプライアンス違反をしている企業の可能性があります。クオリティが高い作品を提供することができると主張している制作会社でも、クリエイターの待遇がひどい会社であれば、社員の扱いがぞんざいなために実現している可能性があります。

このような会社に依頼をすると、料金の催促は早いのに商品納期が遅いなど何らかの問題が生じているはずなので、最悪希望している時期に動画を公開することが難しいといったケースがあることを覚えておくと良いでしょう。

レスポンスが遅い

スタッフを最小人数で行なっている可能性があるので、他の案件で時間を取られこちらと連絡が全く取れないというケースも少なくありません。スピード納品ができると依頼する際に約束していても、いざ受注をしたらスピード納品はおろかコンタクトをとることもままならないケースもあるので、依頼をするときは慎重に検討しましょう。

低価格で良い映像を作ることは難しい

低価格で映像制作を依頼することは難しいことなのでしょうか。低価格の映像が成立をしない背景を簡単に紹介しましょう。

映像の質はコストに影響する

映像は原価がないため安く作ることができると考えがちですが、決してそうではありません。 良い映像作品を作りたいとなれば、スタッフも一流でなければ実現することが難しいでしょう。カメラマンでも一流のカメラマンになれば、最高のアングルで撮影をしてもらうことが可能になります。

価格を抑えて高品質な映像を作ることはフリーランスのクリエイターでなければ難しいので、ある程度のコストを設定した上で映像制作を依頼するようにしましょう。

テレビ制作の経験がある映像制作会社がオススメ

映像制作Journal

私の経験で考えると、良い映像作品を依頼したいと考えているのであれば、テレビの映像制作を経験したことがある制作会社に依頼することをオススメします。 会社自体がテレビの映像制作をしていなくても、代表者が元テレビマンで名のあるテレビ番組を手がけていれば、最低限の品質を保証することができます。

依頼するときは、必ず見積もりを作ってもらうことをオススメします。この時こちらの予算が限られているのであれば、費用を交渉段階から提示するようにしてください。

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